新規高層ビル多数しゅん工も、オフィスビル好調維持

企業動向関連では、自社のみならず取引先の様子なども見据えた景気動向の見通しが聞かれた。

不動産業総務「都心では新規高層ビルが多数しゅん工しており、オフィスは供給過多のようにみえるが、当社のビルも引き合いが多く、空室率が低減。賃料水準も若干ではあるが上昇」(□不変、東京都)

社会保険労務士「助成金や補助金を活用したい会社が多く見受けられる」(□不変、東京都)金融業支店長「建設業や物流業界の労働時間規制が製造業等にも悪い影響を及ぼしてきている」(▲やや悪)

不動産業従業員「宿泊需要は引き続き好調。今後もこの傾向は続く」(○やや良、東京都)

建設業経営者「不安定な政治と米国の関税政策による影響がある」(×悪)

精密機械器具製造業(経営者)「受注量が3カ月前より増加」(◎良)

いずれも景気の現状は前月比でプラスの南関東だが、今後はどうなるのか。

●南関東の景気の先行きは? 後編「【南関東の景気の先行きは?】前月差プラス2.1、「物価上昇が止まらない」一方で“好調”見込める業種とは「2025年6月公表最新調査」」にて詳報する。

調査概要 調査名:景気ウォッチャー調査(令和7年5月調査) 調査公表:2025年6月9日 調査主体:内閣府 調査対象地域:北海道、東北、北関東、南関東、甲信越、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄2050人 実施期間:毎月25日~月末