創業194年の老舗、国内外で百貨店を展開 商業開発と金融にも注力

高島屋は1831年に京都で創業します。呉服商から百貨店へ業態を移し、今日まで成長してきました。国内は関西圏と首都圏を中心に17店舗、海外はシンガポールや中国、ベトナムやタイへ5店舗を展開します。歴史が深く、日本橋店(東京都中央区)や高島屋東別館(大阪府大阪市)は国の重要文化財に指定されています。

百貨店に次ぐ収益源が商業開発です。子会社の東神開発が国内でショッピングセンターを開発するほか、海外ではシンガポールやベトナムでディベロッパーとして取り組んでいます。なお、国内はオフィスやマンションといった商業施設以外の開発も事業範囲です。

高島屋は金融業にも積極的です。クレジットカードの発行のほか、投資信託や保険といった金融商品の仲介も手掛けます。2024年6月にはIFA(※)のヴァスト・キュルチュールを買収したほか、2025年3月には住信SBIネット銀行を所属とした銀行代理業を開始しました。

※IFA(Independent Financial Advisor)…独立系ファイナンシャルアドバイザー

【高島屋のセグメント情報(2025年2月期)】 

 
出所:高島屋 決算短信