40代二人以上世帯も1位は「100万円未満」
次に40代が世帯主の二人以上世帯の金融資産保有額を見ていきます。
40代の金融資産保有額ランキング(二人以上世帯)

1位 100万円未満 15.1%
2位 1000万~1500万円未満 11.0%
3位 500万~700万円未満 10.4%
4位 3000万円以上 8.7%
5位 700万~1000万円未満 8.6%
こちらも1位は単身世帯と同様に「100万円未満」(15.1%)。子育てやマイホーム購入などで何かと物入りなのかもしれません。一方で、単身世帯で2位だった「3000万円以上」は割合は減ったものの4位につけています。平均は1293万円と単身世帯より49万円低い水準。中央値は520万円でした。
40代は単身世帯・二人以上世帯とも「100万円未満」が最多
40代の金融資産保有額は、単身世帯も二人以上世帯も最も回答が多かったのは「100万円未満」でした。本格的な資産形成はこれからといったところでしょうか。一方で「3000万円以上」と回答した世帯も上位に入っており、特に単身世帯で顕著でした。資産を形成できている人とそうでない人で二極化が起きている可能性もありそうです。
●後編:「預貯金」「株式」「投資信託」 40代はいくら保有しているか?【最新版】ではより細かく金融商品別に保有額を見ていきます。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査