40代に支持されている金融商品、預貯金以外では?

40代にはどのような金融商品が人気なのかを見ていきます。

40代保有金融商品ランキング(総世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※総世帯、実数1376、複数回答)

1位    預貯金(ゆうちょ銀行の貯金を含む)    95.2%
2位    株式    31.8%
3位    投資信託(MRF、MMF、REITなどを含む)    31.5%
3位    積立型保険商品(生保・損保)    31.5%
5位    個人年金保険    22.7%

40代に支持されている保有金融商品ランキング1位は「預貯金」(95.2%)でした。2位は「株式」(31.8%)、3位には僅差で「投資信託」(31.5%)、「積立型保険商品」(31.5%)が入りました。2024年には新NISAが開始され、他にもiDeCoなどの税制面で資産運用を後押しする制度が充実してきたことも背景にあるのかもしれません。

また3位の積立型保険商品には、株式などのリスク商品に比べて満期まで保有することで利回り確保が期待でき、また不測の事態での保障といった保険としての機能もあります。

単身40代単身世帯の資産保有額 1位は「100万円未満」

40代の人はどの程度、金融資産を持っているのでしょうか。単身世帯と二人以上世帯をそれぞれ見てみましょう。

40代の金融資産保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数216)

1位 100万円未満    23.1%
2位    3000万円以上    13.0%
3位    100万~200万円未満    11.6%
4位    1000万~1500万円未満    8.8%
5位    200万~300万円未満    7.9%

まずは単身世帯の金融資産保有額から。1位は最も金額が低い選択肢である「100万円未満」で23.1%。貯蓄がゼロであろう方も存在することを示唆する結果でした。逆に2位は最も高い選択肢である「3000万円以上」に。3位以降も金額が高い選択肢と低い選択肢が交互に現れる展開です。金融資産を形成できている人とそうでない人で二極化しているのかもしれません。なお40代単身世帯の平均は1342万円、中央値※は355万円でした。

※数値データを並べた時に中央に来る値のこと