【年収500万円~700万円未満】成長投資枠1位「50万円~100万円未満」

年収500万円~700万円未満の人の成長投資枠の購入金額は、「50万円~100万円未満」が19.2%と最多だった。

 
出所:日本証券業協会「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」
 

【年収500万円~700万円未満】「成長投資枠」購入金額ランキング

1位 50万円~100万円未満 19.2%
2位 20万円~50万円未満 16.3%
3位 240万円 16.0%
4位 10万円未満 12.9%
5位 100万円~150万円未満 10.8%
6位 200万円~240万円未満 10.4%
7位 10万円~20万円未満 9.5%
8位 150万円~200万円未満 5.0%
(n=1001)

2位は「20万円~50万円未満」が16.3%と、1位の50万円~100万円未満に近しい金額帯である一方、3位は満額の「240万円」が16.0%と、高額投資派も一定程度いることが分かる。

全体を見ると投資額は比較的、中額帯(20万円~100万円未満)に集まっているといえそうだ。この金額帯が選ばれやすい理由として、リスク管理や手元資金のバランスがあると推測される。一方で少額投資派も一定割合見られ、慎重な選択をする層がいることも分かる。

新NISAを無理なく活用しよう

年収500万円~700万円の人は世帯構成にもよるが、新NISAなどの投資のための税制優遇制度を無理なく活用することで将来の資産形成の基盤を強化したいところだろう。分散投資を心がけ、一つの投資対象に集中しすぎないこともリスク管理の上で欠かせない。日常の生活費を十分確保しつつ、余剰資金で計画的に投資することが肝要だ。

●気になる他の年収帯の傾向は後編【年収700万円~1000万円未満】新NISA「つみたて投資枠」「成長投資枠」投資額ランキングにて詳報している。

調査概要:「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」 調査主体:日本証券業協会 調査対象:2024年に新NISAで金融商品を購入した7610人 調査時期:2025年1月 調査方法:インターネット調査