【年収300万円~500万円未満】成長投資枠1位は僅差で「20万円~50万円未満」
年収300万円~500万円未満の人の成長投資枠の購入金額は、「20万円~50万円未満」が16.9%と最多だった。
【年収300万円~500万円未満】「成長投資枠」購入金額ランキング
1位 20万円~50万円未満 16.9%
2位 240万円 16.7%
3位 10万円未満 16.6%
4位 50万円~100万円未満 14.7%
5位 10万円~20万円未満 12.6%
6位 100万円~150万円未満 9.6%
7位 200万円~240万円未満 8.1%
8位 150万円~200万円未満 4.8%
(n=1452)
ただし、2位は「240万円」16.7%、3位「10万円未満」16.6%とほぼ同率。以降も4位「50万円~100万円未満」14.7%、5位「10万円~20万円未満」12.6%と約2ポイントずつの差で収まっている。
1位から3位の傾向を見ると、10万円未満、20万円~50万円未満の合計が約34%と少額投資派の存在が約3割、一方で満額の240万円は約2割と、二極化していることが分かる。
新NISAは自分に合った方法で活用しよう
新NISAを活用するには3つのポイントを押さえておきたい。
・目的を明確に…老後資金など長期的な資産形成を目指すならつみたて投資枠、住宅購入や子どもの教育費など中期的な資金調達に期待するなら成長投資枠など使い分けを意識する。
・リスク許容度を考慮…自分がどれくらいのリスクを許容できるかを考える。リスク許容度とは、投資においてどれだけのリスク(価格変動)を受け入れられるかという目安のこと。投資した資産がどの程度の損失を被ったら、自身が心理的・経済的に耐えられそうにないかを事前に想定しておくことが重要だ。
・分散投資を行う…投資対象の資産や地域、投資する時間(タイミング)を分散することでリスク軽減につながる。何に投資するかは多様な情報から取捨選択することが必要だ。分散投資は「卵を一つのカゴに盛るな」という格言にも例えられ、リスク管理の基本として知られている。卵を1つのカゴに盛って、いざという時にすべての卵が同時に割れてしまうことのないよう、投資でも常にリスク分散に目を光らせたい。
調査概要:「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」 調査主体:日本証券業協会 調査対象:2024年に新NISAで金融商品を購入した7610人 調査時期:2025年1月 調査方法:インターネット調査