70代「二人以上」世帯で「3000万円以上」は何位?
次に70代二人以上世帯の金融資産保有額のグラフは以下のとおりです。
70代の金融資産保有額ランキング(二人以上世帯)

1位 3000万円以上 24.0%
2位 1000万~1500万円未満 12.9%
3位 2000万~3000万円未満 11.2%
4位 1500万~2000万円未満 8.3%
5位 700万~1000万円未満 8.0%
70代の二人以上世帯の金融資産保有額で最も回答率が高かったのは「3000万円以上」(24.0%)。単身者と同じ結果でした。2位は「1000万~1500万円未満」(12.9%)、3位は「2000万~3000万円未満」(11.2%)で、2000万円以上の割合は35.2%。平均額は2450万円で、単身者(2257万円)に比べて193万円高い水準でした。中央値は1205万円と、単身者より205万円多くなっています。
70代の金融資産、単身者・二人以上世帯とも「3000万円以上」が最多
70代の金融資産保有額は、単身世帯も二人以上世帯も最も回答率が高いのは「3000万円以上」でした。ただし2000万円以上の割合はいずれも約3分の1でした。老後2000万円問題が注目を集めましたが、70代で実際に2000万円以上を保有している人は多数派とはいえないようです。70代であれば既に公的年金を受給している人が大半でしょう。それらを併せながら日々の生活をやりくりしていると見込まれます。
●70代が持つ金融資産の内訳は?後編「【70代】預貯金、株式、投資信託、いったいいくら保有しているのか?【最新版】」にて詳報している。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査