50代二人以上世帯が持つ金融商品2位は?

続いて50代の二人以上世帯の金融資産別の保有額を見てみましょう。 

50代の金融商品(種類別)保有額ランキング(二人以上世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※世帯主50代かつ金融資産保有世帯、実数725世帯)

1位 預貯金    671万円(うち定期性預貯金302万円)
2位    株式    268万円
3位    生命保険    224万円
4位    投資信託    204万円
5位    個人年金保険    136万円

こちらも1位は「預貯金」で671万円、2位は「株式」で268万円と、単身者と同じ順位となりました。

一方で、投資信託を抑えて3位にランクインしたのは生命保険(224万円)です。ほかの金融商品と異なり、契約期間中は保険として万が一の備えにもなることから、特に配偶者や子どものいる世帯にとってはメリットがあるのかもしれません。

50代は株式などで利回りを期待しつつ、老後に向け手元資金も確保

50代の金融商品別の保有額は単身者、二人以上世帯とも預貯金が1位、株式が2位という結果でした。株式や投資信託などである程度利回りを期待しつつも、老後の資産取り崩しに向けて、流動性の高い預貯金を確保している状況がうかがえます。また保険商品も上位にランクしており、資産形成だけではなく、万が一の保障を重視する人も一定数いるようです。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査