NASDAQへの連動を目指すインデックスファンドも追加
既に始まった新NISA2年目。つみたて投資枠と成長投資枠をどう活用していく戦略なのでしょうか。衝立額の変更や銘柄の入れ替えなど、悩む人も多いテーマです。
「新NISA2年目でも基本方針は変えません。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を毎月積み立てます。さらにボーナス月に定期的に成長投資枠で同じ銘柄を購入するつもりです。もちろん短期売買はせず、長期保有。ほかにポートフォリオへのアクセントとしてNASDAQへの連動を目指すインデックスファンドを購入しようと思っています」
米国経済の成長に注目していることがうかがえる運用方針からは、強気の姿勢が感じられます。
その一方で、課題もあるとのこと。
「金融資産の合計額が3000万円に近づいてきたことから、外国債券やゴールドを少量で保有してリスクヘッジすることを検討したいですね。割合は全体の5%ほどを考えていて、株価暴落時の投資信託の購入資金にあてることが目的。暴落時には売却したくなるのが一般的な心理ですが、私は“買い場”と考えます。もっとも、『底』がどこかは分からないが、私は『落ちるナイフ』をつかみにいく」
終わりに相場の格言で結んだN.Sさん。2年目のみならず、長期の出口を見据えたその新NISA戦略は参考にしたい示唆に富んでいました。