“売って利益が出た人”は、全体のうち何割?

不動産価格の上昇を理由にマンションを売却した人は、実際にどれほどの利益を得たのだろうか。

同調査では、売却額から購入価格を差し引いた「売却益」がプラスになったと答えた人は、6割超(62.1%)に上っている。金額別に見ると、最も多かったのは「+500万円~+1000万円未満」(14.2%)だった。

出所:株式会社LIFULL「東京圏のマンションの売却に関する意識調査」

1000万円以上の売却益があった人も少なくない。「+1000万円~+1500万円未満」「+1500万円~+2000万円未満」「+2000万円以上」を合計すると36.3%に達しており、3人に1人を超える割合となっている。中でも「+2000万円以上」という大きな利益を得た人が11.0%を占めており、高値売却に成功したケースも目立つ。

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一方で、売却益がマイナスだった人も全体の16.2%という結果に。必ずしも全員が得をしているわけではない実態も明らかになった。

マンションは大切な資産。手放して後悔しないためにも、冷静に「売るか?売らないか?」「今は売り時か?」などを見極めて判断することが重要と言えそうだ。