【女性70代】成長投資枠「50万円~100万円未満」が1位

女性70代の成長投資枠の購入金額は、「50万円~100万円未満」が19.3%と最も多かった。

出所:日本証券業協会「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」
 

女性70代「成長投資枠」購入金額ランキング

1位 50万円~100万円未満 19.3%
2位 200万円~240万円未満 18.5%
3位 100万円~150万円未満 15.3%
4位 240万円 12.7%
5位 20万円~50万円未満 12.4%
6位 10万円未満 8.4%
7位 150万円~200万円未満 6.9%
8位 10万円~20万円未満  6.6%
(n=379)

次いで「200万円~240万円未満」18.5%、「100万円~150万円未満」15.3%と続いている。

中間帯の50万円~150万円の投資が約35%を占める一方、200万円以上と、年間上限額を意識した投資も約31%と高い割合を示している。平均購入金額は122.4万円と高額だが、男性70代(138.8万円)より15万円程度少なかった。

70代の新NISA活用のポイントは?

70代で新NISAを活用している人は全体として、これまでに築いてきた金融資産の一部を積極的に活用し、非課税メリットを最大化しようとする投資行動をとっているようだ。特に男性に積極的なリスクテイクの姿勢が見られ、女性はやや保守的ながらも高額投資を行う傾向も見られた。

とはいえ70代は一般的に資産の取り崩し段階に差し掛かる年代。新NISAを有効活用する一方で、毎月の生活費を着実に確保し、緊急事態に備える予備費なども当然、確保しておく必要がある。今後を見据えてより一層、計画的に資産を大切に守っていく姿勢が不可欠だ。新NISAを活用しつつ前向きな老後生活を目指すことも一つの選択肢だろう。

調査概要:「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」 調査主体:日本証券業協会 調査対象:2024年に新NISAで金融商品を購入した7610人 調査時期:2025年1月 調査方法:インターネット調査