【70代】老後の生活資金源ランキング

5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)から70代の回答を見ていきましょう。「老後における生活資金源」について、まずは単身者の回答からです。

※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
 

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※実数514、3つまでの複数回答)

1位 公的年金 89.9%
2位 金融資産の取り崩し 28.0%
3位 企業年金、個人年金、保険金     26.5%
4位 就業による収入 15.2%
5位 利子配当所得 13.4%

圧倒的1位は「公的年金」(89.9%)でした。9割近い人が、公的年金を“老後を支える柱”としているようです。

そして2位は「金融資産の取り崩し」(28.0%)、3位はほぼ同率で「企業年金、個人年金、保険金」(26.5%)と続きました。

この結果から、企業年金や個人年金などの私的年金といった備えを頼りにしているとの回答は3割に満たないことが見て取れます。ほかにも、働き続ける、投資などからの利子や配当、不動産による収入など複数の収入源を確保している人もいるようです。

なるべく早くから“公的年金+α”の収入を意識しておくと、経済的な余裕と安心を手に入れることにつながりそうですね。