新生活に関連するカテゴリーでは前月からの増加が顕著
調査では「特に買いたいモノ・利用したサービスがあるか」という質問もしているが、28.7%の人が「ある」と回答。こちらも前月比でプラス6.4ポイントと大幅な増加。しかも先ほどの消費意欲とは異なり、前年同月比でもプラス1.8ポイントの増加だ。
具体的にどのようなカテゴリーで消費意欲が上がったのか。調査では16のカテゴリーで回答を集計。結果、前月比で20人以上の増加となったのは10カテゴリーにのぼった。やはり3月ということで、春物など「ファッション」、春休みもあってか「旅行」や「外食」といったカテゴリーが大きく増加している。
さらに前年比でも「食品」「外食」「家電・AV」の3カテゴリーは20人以上増加。一方で「化粧品」が35人減少するなど明暗を分けている。物価高騰によって消費意欲全体は低調でも、カテゴリーを絞り、メリハリをつけて消費しようという姿勢が浮かび上がる。

調査概要 調査主体:博報堂生活総合研究所 調査名:来月の消費予報・2025年3月(消費意欲指数) 調査対象:①首都40km圏、②名古屋40km圏、③阪神30km圏の20~69歳の男女1500人 調査期間:2025年2月3日~2025年2月5日