世相の暗いイメージ2位「自分本位」、1位は?
一方で、「暗いイメージ」についても聞いている。どんな表現になるのか。最も回答率が高かったのは「ゆとりがない」が42.4%。次いで「自分本位である」(38.6%)、「無責任の風潮がつよい」(37.8%)、「不安なこと、いらいらすることが多い」(29.3%)と続く。
調査方法が現在とは違うため一概には言えないが、以前は自分本位や無責任が回答率で1位となることが多かった。しかし2021年以降は4年連続で「ゆとりがない」が1位となっている。
今の世の中に「満足している」が半数を超える
世相について良いイメージ、悪いイメージを見てきたが、最後に社会全体の満足度を見てみよう。調査によれば「満足している」(=「満足している」+「ある程度満足している」)は53.4%。かろうじて半数は上回った。
先述の問いでは、「社会の役に立ちたい」という意見が6割を超えていた。みんながそうした思いを持って行動すれば、きっと日本もよくなっていくのではないか。社会に「満足している」人が増える未来もそう遠くはないかもしれない。
調査概要 調査主体:内閣府 調査名:社会意識に関する世論調査 調査対象:全国 18 歳以上の日本国籍を有する1777 人 調査期間:2024年10月3日~2024年11月10日