「社会の役に立ちたい」と思っている人が6割以上

「社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っていますか」。

あらためて聞かれると、答えるのにやや気恥しいと感じる人もいるかもしれないが、内閣府による「社会意識に関する世論調査」での質問の一つだ。同調査では国や社会との関わり、社会の現状に対する認識などについて聞いている。

この「社会に役立ちたいと思うか」という質問に対しては、「思っている」と回答した人が63.6%という結果となった。

 
出所:内閣府 「社会意識に関する世論調査」
 

しかもその割合は1年前の調査と比較して2ポイント以上増えていることも注目点ではないだろうか。

●前編:「「物価」は“悪い方向に向かっている”が7割の一方で…「良い方向に向かっている」こととは何か?【内閣府最新調査】」

次に全国の地域別に見てみよう。「社会のために役立ちたいと思っている」と答えた割合が最も多かったのは「東京都区部」で72.5%に達している。

 
出所:内閣府 「社会意識に関する世論調査」
 

なお、年代別では働き盛りである「40~49歳」が68.5%と最多だった。社会の役に立ちたいと思っている人が多数を占める日本。世の中、捨てたものではないといえそうだ。