紛争が相次ぐ世界、重み増す日本の「世相の明るいイメージ」は何か
調査では「現在の世相をひとことで言えば、どのような表現が当てはまると思いますか」という質問もしている。
「明るいイメージ」として最も回答率が高かったのは「平和である」(59.5%)。1945年に終戦を迎えてから約80年間戦争を経験していない日本だからこその回答かもしれない。近年はロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ侵攻など紛争が相次いでおり、回答の説得力も増している。
次いで「安定している」(20.5%)、「おもいやりがある」(18.5%)と続いた。
年代別ではいずれの選択肢も「70歳以上」で最も回答率が高い。また「東京都区部」では「安定している」(25.0%)が全体を上回る一方で、「おもいやりがある」(12.5%)が下回った。所得や財産など経済的な豊かさがある一方で、人間的な関係が希薄という都市が持つイメージも影響しているのだろうか。