勤務日時は、思いどおりになっている?
次は、同調査から「働き方」に着目したアンケート結果を見てみよう。
働き方には、日数や時間、場所など、さまざまな要素がある。希望を出すことはできても、全てを自由に決められる人はほぼいないだろう。“自由度”という観点で見ると、実態と意向のギャップが大きいのはどの要素なのだろうか。
調査結果によると、最もギャップが大きかったのは「日数」だった。そして、「時間帯」「時間数」「曜日」と続く。多くの人が、勤務日数や時間に関して何らかの制約を感じているようだ。
一方で、ギャップが比較的小さかったのは、「仕事道具」「仕事の進め方」「休憩時間」などの項目。働き方改革や企業の柔軟な対応が進み、ある程度の自由度が確保されている現状がうかがえる。
なお“自由度”に関しても次のとおり、年代ごとに結果は異なる。
特に興味深いのが「30代」の結果だ。30代は勤務日数や時間帯に関して、全年代の中で最も大きなギャップを抱えていることが分かる。
背景として考えられるのが“子育て中”世帯の多さだ。家族や子どもと過ごす時間を確保するために、働く時間や日数、曜日をより柔軟に調整したいと考えている人が多いのではないだろうか。