「知識がなければ投資できない」は誤解
これまで安全安心を求めて定期預金商品のみで運用してきた方が、投資信託での運用に挑戦する場合、分からないことや心配に思うことも多く出てくるでしょう。もし知識不足が気になって踏み出せないのであれば、運用を“仕事と同じようなもの”と考えてみるのはどうでしょうか。
例えば、みなさんが新しい会社に入社したとします。みなさんは最初からその業界のプロフェッショナルや専門家ではありませんが、できることから少しずつ取り組んでいきます。途中で知識不足を実感する場面もあるかもしれませんが、そんな時は誰かにサポートしてもらう、代理でやってもらうなどして、なんとか仕事を進めていくことになるでしょう。
運用も同じで、最初は分からないところがあったとしても、その都度調べたりプロを頼ったりしながら進めることができます。実際、いま投資をしている人がみな投資のプロかと言えばそんなこともありません。全員にあてはまる正解がないからこそ、大半の人が「まずはやってみよう」とスタートしていて、今現在も試行錯誤で運用に取り組んでいるのです。
ですから、「知識がなければリスクのある投資は始められない」と考えている方がいれば、学びながら長期で運用する選択肢なども検討してみてください。