50代単身者は株式投資が好き? 保有額は預貯金並み

金融資産は何をどのくらい持っているのでしょうか。単身世帯、二人以上世帯ともにトップは「預貯金」、2位「株式投資」という結果に。まずは単身世帯から詳しく見ていきましょう。

50代の金融商品(種類別)保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数226)

1位    預貯金(運用または将来の備え)    839万円(うち定期性預貯金291万円)
2位    株式    803万円
2位    投資信託    207万円
4位    生命保険    145万円
5位    個人年金保険    138万円

50代単身世帯が持つ金融資産は1位が「預貯金」約840万円ですが、2位の「株式」が約800万円と預貯金に迫る勢いです。このグラフは他の年代や世帯と比べてもかなり特異です。3位「投資信託」は207万円と4倍近く差があり、50代単身者の資産が株式投資の結果によるところが大きいことが調査から分かります。

続いて二人以上世帯です。

50代の金融商品(種類別)保有額ランキング(二人以上世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※世帯主50代かつ金融資産保有世帯、実数743)

1位    預貯金(定期性預貯金含む)    663万円(うち定期性預貯金309万円)
2位    株式    257万円
3位    生命保険    224万円
4位    投資信託    134万円
5位    個人年金保険    128万円

50代が世帯主の二人以上世帯は平均1611万円の金融資産を持っていると上述しました。そのうち一番多くを占めるのは「預貯金」で663万円(うち定期性預貯金309万円)。つまり約4割が預貯金ということです。2位は「株式」257万円。3位「生命保険」224万円は単身者の1.5倍ほどの金額でした。

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