50代単身者は「平均2288万円」持っている

50代の人はどの程度、金融資産を持っているのでしょうか。単身世帯と二人以上世帯をそれぞれ見てみましょう。

50代の金融資産保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数226)

1位    100万円未満    18.1%
2位    3000万円以上    15.0%
3位    700万~1000万円未満    8.8%
4位    100万~200万円未満    8.4%
5位    1000万~1500万円未満    8.0%

50代単身者のランキングはグラフの両端に大きな山があるのが特徴。1位は「100万円未満」の約18%ですが、2位は何と「3000万円以上」で15%もいます。ここまで両極端の結果が出るのは50代以降に特有の傾向です。

50代単身者の金融資産保有額の平均は2288万円。40代の単身者は約1000万円でしたので倍増しています。中央値(※)は555万円ですので、高い層が平均値を引き上げている様子が伺えます。

※数値データを並べた時に中央に来る値のこと

なお、50代の年収ランキングについて詳しくはこちらの記事「【50代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? 1000万円以上の割合は? 貯蓄事情も」で解説しています。

「50代家族あり」の1位は「3000万円以上」

50代が世帯主の二人以上世帯は以下のとおりです。

50代の金融資産保有額ランキング(二人以上世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(※金融資産保有世帯、実数743)

1位    3000万円以上    15.5%
2位    100万円未満    12.5%
3位    1000万~1500万円未満    12.2%
3位    100万~200万円未満    8.9%
5位    500万~700万円未満    7.7%

50代が世帯主の二人以上世帯の1位は何と「3000万円以上」が最も多く約16%。40代では3000万円以上が8.8%でしたのでほぼ倍増しています。50代となると資産形成のピークに向けた年代ですが、3000万円以上が1位とは驚きの結果ではないでしょうか。

2位は「100万円未満」12.5%でしたが、3位も「1000万~1500万円未満」12.2%と、ほぼ同等です。

保有額の平均は1611万円となっており、40代が世帯主の二人以上世帯と比較して375万円多くなっています。中央値は745万円で、こちらは40代より245万円多い額でした。

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