50代単身者は「平均2288万円」持っている
50代の人はどの程度、金融資産を持っているのでしょうか。単身世帯と二人以上世帯をそれぞれ見てみましょう。
50代の金融資産保有額ランキング(単身世帯)
1位 100万円未満 18.1%
2位 3000万円以上 15.0%
3位 700万~1000万円未満 8.8%
4位 100万~200万円未満 8.4%
5位 1000万~1500万円未満 8.0%
50代単身者のランキングはグラフの両端に大きな山があるのが特徴。1位は「100万円未満」の約18%ですが、2位は何と「3000万円以上」で15%もいます。ここまで両極端の結果が出るのは50代以降に特有の傾向です。
50代単身者の金融資産保有額の平均は2288万円。40代の単身者は約1000万円でしたので倍増しています。中央値(※)は555万円ですので、高い層が平均値を引き上げている様子が伺えます。
※数値データを並べた時に中央に来る値のこと
なお、50代の年収ランキングについて詳しくはこちらの記事「【50代】みんなの年収ランキング! 平均はいくら? 1000万円以上の割合は? 貯蓄事情も」で解説しています。
「50代家族あり」の1位は「3000万円以上」
50代が世帯主の二人以上世帯は以下のとおりです。
50代の金融資産保有額ランキング(二人以上世帯)
1位 3000万円以上 15.5%
2位 100万円未満 12.5%
3位 1000万~1500万円未満 12.2%
3位 100万~200万円未満 8.9%
5位 500万~700万円未満 7.7%
50代が世帯主の二人以上世帯の1位は何と「3000万円以上」が最も多く約16%。40代では3000万円以上が8.8%でしたのでほぼ倍増しています。50代となると資産形成のピークに向けた年代ですが、3000万円以上が1位とは驚きの結果ではないでしょうか。
2位は「100万円未満」12.5%でしたが、3位も「1000万~1500万円未満」12.2%と、ほぼ同等です。
保有額の平均は1611万円となっており、40代が世帯主の二人以上世帯と比較して375万円多くなっています。中央値は745万円で、こちらは40代より245万円多い額でした。