そのようにして、可能な限り埋め立てるごみを減らしていこうという取り組みを進めていった結果として、当初の計画ではすでにいっぱいになっているはずだった処分場がいまもごみの受け入れを行っている様子を確認できたことはとても感慨深いものでしたが、そんな中でも大きな課題として残されていたのが紙おむつでした。
紙おむつのリサイクルの取り組みを始める以前は、埋め立てるごみの2~3割が紙おむつだった、ということで、ここを何とかリサイクルに繋げたい、という想いからユニ・チャームに相談をしたのが、この紙おむつリサイクルの取り組みのきっかけだったのだそうです。

では、現在、埋め立てを行っているものの中で、次に課題として大きいものは何でしょうか、と尋ねたところ、いくつか回答があった中で、特に印象に残っているのが、「自転車」と「靴」です。

リサイクルをするためには素材ごとに分解することが最初のハードルになるのですが、いずれも構造が複雑で使っている素材の種類が多く、分解が非常に難しい、という共通の特徴があるように思います。

しかし、だからこそ、これらの品目のリサイクルを実現することには価値があるはずですので、そうした取り組みにはより高い感度で注目していきたいと考えています。

鹿児島県曽於郡大崎町のごみの分別ルールはこちら
https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/kn_eisei/kurashi/gomi/bunbetsu/documents/gomibunbetsu.pdf