「幸福度ランキング」1位は、リゾート感あふれる海辺の街! 

まずは「街の幸福度ランキング」(自治体)をチェック。大東建託株式会社が調査したところ、結果は以下のとおりとなりました。

出所:大東建託株式会社「いい部屋ネット『街の幸福度 & 住み続けたい街ランキング2024<首都圏版>』(街の住みここちランキング特別集計)発表」

1位は昨年に続き、神奈川・三浦郡葉山町です。

湘南エリアにある葉山町は、海と山に囲まれた自然豊かな街。約4kmに及ぶ海岸は砂浜と岩礁が美しく、海沿いには皇族の別荘である「葉山御用邸」も。天気の良い日は、富士山を望みながら散策が楽しめます。

その一方で、東京まで約1時間と交通も便利。自然の美しさと利便性、そのバランスの良さが、幸福感を高める大きな要素と言えそうです。

2位は東京・港区です。葉山町とは対照的に“都市ならではの魅力”が大きな影響を与えていると推測されます。

六本木や麻布十番、芝公園、白金、白金台など、高級住宅街が点在する港区。2023年開業の麻布台ヒルズをはじめ大型複合施設が多く、サントリーホールや国立新美術館といった文化施設も。公共交通機関が充実しており、食やショッピング、音楽鑑賞や美術館巡りなどを、手軽に楽しむことができます。

3位は、4年連続で東京・中央区です。港区と同じく、都市型の魅力が詰まっていることが、人気の秘密と言えそうです。

さらに近年では、勝どきや晴海などの湾岸エリアで、大規模な再開発が進行中。新しい居住環境が整い生活インフラも充実することで、ますます幸福度を感じる人が増えそうです。

ちなみに、昨年から一気にランクアップしたのが、神奈川・鎌倉市(14位→8位)です。

元から人気のあった鎌倉市ですが、コロナ禍で各企業でのリモートワーク導入が進んだことなども影響してか、移住者は増加傾向にあります。直近5年間で、2000人以上が転入しています。こうした動きが魅力の再発見につながり、順位の急上昇につながったのかもしれません。