「住み続けたい街ランキング」も、“海辺”強し! 

続いて「住み続けたい街ランキング」(自治体)を見てみましょう。

出所:大東建託株式会社「いい部屋ネット『街の幸福度 & 住み続けたい街ランキング2024<首都圏版>』(街の住みここちランキング特別集計)発表」

トップ2は、「街の幸福度ランキング」(自治体)でも登場した顔ぶれ。1位は神奈川・三浦郡葉山町、神奈川・鎌倉市でした。幸福度の高さが、「住み続けたい」という気持ちにつながっているのが見て取れます。

3位は、千葉・印西(いんざい)市でした。千葉ニュータウンの中心に位置する印西市は、東京へのアクセスの良さから住宅都市として成長。子育て支援の手厚さでも知られています。

例えば、ホームヘルパーを派遣して産後育児をサポート。2024年9月からは、市立小中学校において給食が無償化されました。子育て世帯にとって、長く安心して住める街と言えそうです。

大きく順位を上げたのが、神奈川・足柄上郡開成町(17位→5位)です。

開成町は、1955年に町が誕生して以来ずっと人口が増加。最新データの人口増加率7.7%(2015年~2020年)は、県内市町村で1位を誇ります。

「田舎モダン」を掲げる開成町は、自然と人の暮らしが溶け合う街。田畑沿いに約5000株ものあじさいが植えられ、初夏には早苗の緑とあじさいの彩りが、美しい光景を生み出します。

前述の印西市と同じく、子育て世帯にやさしいのも開成町の魅力。面積6.55k㎡というコンパクトな街の中に、大小合わせて50以上の公園が。家の近くで遊べるのは、ファミリー層にとってうれしいポイントと言えそうです。