三菱アセット・ブレインズがまとめた2025年12月の公募ファンド(ETF、DC専用、SMA専用、公社債投信等を除いた公募投信)の純資産残高は約137兆7598億円で前月比約2兆3092億円増加した。純資産残高は8カ月連続で増加し、前月に続いて史上最大を更新した。純資産残高の増加額は前月の約1兆8039億円から約5000億円増加した。「外国株式型」は増加額が約1兆9374億円(前月は1兆238億円の増加)と純資産残高増加額の大半を占め、引き続き市場拡大のけん引役になっている。また、「複合資産型」も約2768億円(同約4341億円)、「その他」が約1950億円(同約1606億円)、「国内株式型」が約1550億円(同約1592億円)の増加だった。一方、「エマージング株式型」は約798億円(前月は約386億円減少)の減少、「エマージング債券型」は約118億円(前月は約105億円の増加)の減少とエマージング市場からの資金流出が目立った。「国内債券型」は約283億円(前月は約46億円の減少)の減少と2024年9月以来16カ月連続の残高減少が続いている。
資金流入額は約1兆3360億円と前月の約1兆2930億円から一段と増加した。資産別には「外国株式型」が約9810億円と前月(約8290億円)に続き資金を集め、「複合資産型」は約2000億円と前月(約3050億円)から資金流入額は減少したものの大きな資金流入が続いている。また、「国内株式型」も約1820億円と前月(約1580億円)を上回る資金流入になった。一方、資金流出では、「外国REIT」(約420億円)、「エマージング株式」(約390億円)、「国内REIT」(約130億円)の順に資金が流出した。
「国内REIT」は資金流出超過額が約130億円と、前月(約50億円の流出)から拡大し、3カ月連続での流出超となっている。しかし、直近1年のリターン(MAB-FPI<Fund Performance Index>で27.16%)が主要資産のなかで最大であった。にもかかわらず、資金流出超過が続いていることについて、三菱アセット・ブレインズは「急速な回復を見せたことで、戻り売りや利益確定売りが優勢となっている可能性があげられる。加えて、国内金利の先高観がREIT市場への逆風となり、資金流出の一因になっているものと考えられる」と分析している。

