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代表取締役 塩谷 航平氏
 

――御社のビジネスモデルをお聞かせください。

当社はオルタナティブデータのプロバイダーです。購買データ連係サービスなどを展開する東芝データやTV番組・CMデータ調査会社のエムデータといったデータホルダー6社から素材となる元データを仕入れ、自社で株式運用等に役立つ指標として加工し、Webサービス「PERAGARU」を通じて機関投資家や個人投資家に販売しています。

――扱っているオルタナティブデータにはどのような種類がありますか。

①ウェブスクレイピング(ウェブサイトから情報を自動的に抽出する技術)による各種データ、②TV番組やCMの情報、③拠点滞在時間(位置情報)、④レシート販売金額、⑤トレーディングカード販売量、⑥従業員数、⑦賃金データと大きく分けて7種類のデータを扱っています。

例えば①は、宿泊施設の予約状況や店舗やECサイトの販売状況といった投資判断に役立つと思われる情報をウェブスクレイピングで収集しています。また②はTV番組やCMの放映回数や放映秒数などをもとに、上場企業の広告宣伝費用の予測データを導き出すことで、投資判断に寄与しています。