「ゴール」を決められるのはお客さまだけなんです! (50代・銀行)

資産運用を提案するのはわれわれ販売サイドですが、資産運用を通じて「どうしたいのか」を決めるのは投資家の皆さんです。

預金なら誰もが同じ結果で終わりますが、資産運用の満期、すなわち解約のタイミングを決められるのは、投資家しかいないわけです。

一人ひとり、満足するリターンのレベルは違います。どれくらいで手放すのが正解、といった、予め用意された模範解答はありません。

投資家一人ひとりの「腹八分目」を探し当てるお手伝いはできます。でも、その答えは投資家しか持っていないのです。

お客さまの「腹八分目」をご自身で決めるお手伝いをさせていただきたいです。

悲観か、楽観か。積極派か、消極派か。投資の目標額や期間を決める際に最も重要な要素は、実は投資家自身の性格だとも言われています。足元で起きている”コロナショック”による相場環境の変動は、「腹八分目」とセットになるリスク許容度を探るいい機会となるのかもしれません。(編集部)

恥ずかしがらずに何でも聞いて!(30代・IFA/独立系ファイナンシャルアドバイザー)

弊社のお客さまには投資未経験の方が多いのですが、運用に対して良いイメージをお持ちでない方も少なくありません。その理由の大多数は、「家族や親族が大損した」「金融機関からしつこい勧誘をされた」といった経験のようです。

ネガティブな経験かもしれませんが、私たちIFAにはぜひそういう経験もお話しいただきたいのです。なぜなら、正しい資産運用をするためには、“正しくない資産運用”を知ってもらう必要があるからです。

また、「こんな質問するのは恥ずかしいな……」と思われる方もいらっしゃるようですが、そんなことは気になさらなくても大丈夫です!

プロである私たちも、最初は投資のことが全く分かりませんでした。分からないことがあったとき、すぐに聞いていただけるほうが、こちらもより分かりやすい説明ができます。

ご自身の経験や考え方を話しやすい環境を作るよう努力しますので、ぜひ思ったことは何でもおっしゃってください。それがよりよい資産形成への近道だと思います。

金融アドバイザーというと、とかく警戒されがちなものですが、最適な提案のためには、過去の経験や投資に抱いているイメージなども、客観情報以上に重要な情報です。裏を返せば、いかに早い段階で顧客の信頼を得て、そうした情報をヒアリングできるかがアドバイザーの技量とも言えそうです。(編集部)