育休復帰率100%! 育児時短は小6まで、休職制度で学ぶ女子アナも
多様な価値観を尊重するダイバーシティ経営の推進に多くの企業が取り組みを強化していますが、日テレはその先陣を切っているともいえそうです。一例として、同性間のパートナーに異性間の結婚と同様の祝い金を支給するほか、特別有給休暇を取得できる制度や、特別養子縁組の養子の育休や育児時短制度があります。
社員は男女とも、子どもが2歳になるまでの育児休業、小学6年修了時までの育児時短勤務が認められており、育休復帰率は100%、男性社員の育児休業等取得率は65%です(2022年度実績)。
また特筆すべき人事制度の一つにキャリアサポート休職制度があります。資格取得や留学、パートナーの転勤帯同などで得た知識、経験を仕事に活かすため最長3年間の休職が可能です。現在、岩本乃蒼アナウンサーが取得しており、大学院で防災について学んでいるそうです。
50歳年収1360万円、新卒初任給30万円、中途採用も積極化
日本テレビホールディングスの平均給与は約1360万円ですが、これはホールディングス所属社員201名(平均年齢48歳)のデータです(2023年3月末時点)。主要子会社である日本テレビ放送網(日テレ)では、新卒総合職の初任給は月給30万円(職務手当6万円含む)、定期昇給年1回、賞与年4回となっています。
近年は中途採用も増加、正社員に占める中途採用者の割合は2019年度の20%から2022年度には44%にまで急上昇。なお日テレでは2004年に民放キー局では先がけとなる確定拠出型年金制度(企業型DC)を導入。平均勤続年数は16.8年、離職率は何と1%(2022年度、日本テレビ放送網)となっています。