ゴールドとプラチナの関係性

「『プラチナ会員』のステータスは維持されるか?」というタイトルのレポートが出ています。ニッセイ基礎研究所の「研究者の目(2024年2月9日)」に掲載されています。

タイトルだけを見ると、「クレジットカードの話だろうか?」と思われるのではないでしょうか。

クレジットカードに限った話ではありませんが、さまざまな会員制サービスでは、たとえば「シルバー会員」→「ゴールド会員」→「プラチナ会員」というようにランクアップします。クレジットカードでも、「一般カード」の上に「ゴールドカード」があり、さらにその上に「プラチナカード」があります。

最近のクレジットカードは、プラチナの上に「ブラックカード」があったりもしますが、ひとまずブラックカードは置いておき、ゴールドとプラチナの関係性について考えてみましょう。

なぜプラチナカード、もしくはプラチナ会員が、ゴールドカードやゴールド会員よりも上位なのかと言うと、貴金属の金とプラチナの関係性にあります。貴金属の希少価値という点では、金に対してプラチナの方が上だからです。より希少性のあるものほど、その値段は高くなります。そのため、かつてはプラチナの価格が、金のそれを上回っていました。