運命のカギを握る人物との出会い

Kさんはある時「企業年金管理士」という資格保有者の自主勉強会にも参加しました。実はその勉強会で、今後の運命のカギを握る“ある人物”に出会うことになります。その人物とは、証券会社出身の社労士で、現在は独立して労務コンサルタントや確定拠出年金のお仕事をされていた方でした。

勉強会で出会って話をするうちに、Kさんはその方から「確定拠出年金の実務ができる人」と認識されたようです。間もなくして、確定拠出年金の制度設計に関して、業務委託としての仕事依頼がありました。

Kさんにとっては独立してからの初仕事。もちろん力を入れて精一杯やり切りました。やがてKさんの仕事ぶりが評判となり、他の案件でも声がかかるように。そのうち中小企業で確定拠出年金の制度作りをする流れになり、全国各地の地銀でお手伝いをするなど、業務が次々と展開していったのです。

願ってもないチャンスが到来!

このように核となる仕事が軌道に乗ってくると、以前は希望してもお呼びがかからなかったライフプランセミナーの講師の仕事も入るようになりました。全国のお客さんと関係が持てるようになったのは、コロナ騒動後、オンラインでの打ち合わせが当たり前になったからです。Kさんは、「まさに運命が味方してくれた」と感じました。

そしてKさんは現在、「確定拠出年金のお仕事」と「ライフプランセミナー講師」という2つの軸で仕事をこなしています。まさに、世の中のニーズにご自身の専門知識が役立っているという、定年後の働き方として理想の形を実現されています。