クリエイティブなアイデアを生む環境

ヘンリー拠点では、パーペチュアル社の時代から受け継がれる理念の1つである、より優れた人材だけを集め、少ない人数でありながらも最高の成果を求める「少数精鋭」の体制をとっています。円滑なコミュニケーションが取りやすく、迅速で質の高い情報共有が可能になることが、適切な判断につながると考えているからです。

また、優れたパフォーマンスを継続して発揮するためには、確信をもった企業だけに投資を行うことが重要であり、より強い確信をもつために、徹底的な調査・分析とその検証を何度も繰り返します。他人の話を聞いて「良さそうだから買おう」というのでは、投資判断に確信を持つことはできません。

投資先企業の分析を行った上で、経営陣に対する信頼も必要です。運用チームが彼の経営課題を理解し、経営陣と課題解決の見通しについて議論することにより、「本当に投資に値する企業か否か」の確信を得ることができます。実際に運用チームの会議では、コンビクション(Conviction/確信)という単語が頻繁に使用されます。どの運用者も、「その判断にコンビクションをもてるか」と自身やチームメンバーに常に問い続けているのです。

ヘンリー拠点では、運用チームのメンバーが力を発揮しやすくするため、相互に学び合い成長を目指すチーム体制を作り上げることや、日々のコミュニケーションが取りやすく働きやすい環境を整える数々の工夫がなされています。

各地域や各資産の運用チームが集まる運用部門全体のミーティングが定期的に行われ、拠点全体としてどのような運用が行われているか情報を得られる体制が整っています。こうした情報共有が幅広い視点を養い、投資アイデアの創出に役立っています。

また、良い決断をするためには、机に向かってじっと過ごすだけではなく、時にはデスクやパソコンから離れることで、頭の中を少しクリアにして考えることも大切です。屋内のオープンスペースや屋外で投資アイデアについて議論することもよくあり、自由で堅苦しくない場所で話をしながらお互いの情報の断片を組み合わせたり、創造性を膨らませたりすることで、時には思いもよらなかった視点に気づくこともあるなど、よりクリエイティブなアイデアが生まれていくのです。

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