ここで改めて、iDeCoの税制優遇効果を確認

改めてですかiDeCoの税制優遇効果を確認してみましょう 確定拠出年金には、NISAにはない大きなメリットが一つあります。それは掛け金の所得控除です。自分が拠出した掛け金(積立額)に対して、所得税率と住民税が節税できる仕組みがあります。

通常、所得税率は5%~45%、住民税は10% となっています。上限の2万円をiDeCoに拠出した場合だと、次のような図になります。扶養している家族によって所得税や住民税のもととなる課税所得が変わってきますので、あくまで目安としてほしいのですが、毎月2万円の投資によって、年収・所得が高い方ほど、節税の効果があるのがiDeCoになります。
<図が入る>

個人型確定拠出年金の利用率に限って言えば実は公務員の方の利用率が一番高く、今では公務員の約8人に1人がiDeCoに加入しています。(8人に1人が利用、公務員は見逃さない税制優遇制度。一方自営業者は?)

この改正で来年からはさらに利用率が高まっていくと思っています。

もちろん利益に対して同じく非課税となるNISAも活用してほしいと思っています。よくどちらがおススメですか?と聞かれることがあるのですが、どちらも活用してほしいと思っております。

iDeCoは60歳まで引き出せませんが、税制優遇があります。一方でNISAは途中で売却して引き出せますし、個別株や多彩な投資信託やETFを購入できる魅力があります。どちらも良い制度ですので、くれぐれも無理をしない範囲で長く併用して賢く資産形成に取り組んでいただければと思います。