2月の純資産残高1位は「野村インド株投資」(2497.21億円)

エマージング株式型ファンドの2月の純資産残高1位は、「野村インド株投資」であった。同ファンドはインド企業の株式に投資するアクティブファンドである。2月の騰落率は+1.30%だった。MSCIインド指数は、2月にインドの新興財閥グループの不正会計疑惑問題や米金融引き締め長期化への警戒感から下落した。インド株式市場のバリュエーションは、株価収益率が過去5年平均とほぼ同水準になっているが、インド企業の一株当たり利益成長率は高成長が続くと予想されている。3月以降も、同ファンドがエマージング株式型ファンドの純資産残高1位の座を維持する可能性は高いだろう。

■野村インド株投資
基準価額 3万2182円
信託報酬 2.2%(年率・税込)
純資産残高 2497.2億円

<騰落率>
1カ月  1.3%
3カ月 -9.3%
6カ月 -9.3%
1年      1.3%

※2月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
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