この時期は特に大企業の不祥事が相次ぎました。TOYO TIREと同じく品質データの改ざんが多く、日本の物づくりに対する信頼が大きく揺らいだと言わざるを得ません。

【主な大企業の不祥事(2015年~2017年)】

 

なお、TOYO TIREによれば当該免震ゴムの交換や改修はほぼ完了しています。早期に全棟の対応を表明したためか、株価への影響も限定的でした。不祥事は起こさないことが望ましいですが、その後の対応の大切さが分かるケースといえるかもしれません。

【TOYO TIREの株価(2015年)】

Investing.comより著者作成

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【TOYO TIREの業績】

※2023年12月期(予想)は、2022年12月期時点における同社の予想

出所:TOYO TIRE 2022年12月期決算短信