「5類」への見直しで自己負担はどうなる?

政府は新型コロナウイルスを現在の「新型インフルエンザ等感染症」から「5類感染症」へ移行させる方針を示しました。季節性インフルエンザなどと同程度の扱いとなることから、これまで行われた厳しい感染対策の緩和が期待されます。

【新型コロナウイルス等感染症と5類感染症の主な違い】

出所:厚生労働省 第69回厚生科学審議会感染症部会 資料

5類に移行することで、治療の自己負担がどのようになるか気になる人も多いでしょう。現在は新型コロナウイルスに関する治療費は例外を除き全額公費で賄われており、個人の負担はありません。しかし、5類になることで季節性インフルエンザ同様の扱いとなり、原則として自己負担が発生することになります。

ただし、いきなり通常の診療と同様の負担を求めるのではなく、段階的に自己負担を引き上げる予定です。本記事執筆時点では明らかになっていませんが、新型コロナウイルスに関する自己負担の詳細は3月中に示されるとみられています。