後見人を頼みたいのは息子ではなく、姪

「そんな制度があるとは知りませんでした。ボケないうちにいろいろ決めておかなくてはなりませんね。息子には後見人になってほしくないので、近くに住んでいる姪に頼もうかと思います」

と秀子さん。

誰でも年を取ると身体の衰えとともに、判断能力も衰えてきます。そのようなことを考えるのは嫌なものですが、自分の希望通りにしたい場合は早めに対処する必要があります。「自分が認知症になったら」と想定し行動することは、多くの方にとって「先送りにしたい」のが本音だろうと思いますが、先送りすればするほど自分の希望は叶いにくくなります。

秀子さんにはその後、成年後見のサポートに強い司法書士を紹介しました。