墓友

数週間後、彩子さん(仮名、50歳)は友人と久々に再会しました。自分たちや同窓生の近況をひとしきり交換した後、自分たちのお葬式やお墓の話になりました。友人は結婚しているのですが、子どもがおらず親族との付き合いもさほどないそうで、彩子さんが自分のお葬式を想像したときの話にはとても共感してくれました。

友人は、これから「墓友」を作るつもりだそうです。高齢になってからはシェアハウスで家族以外の人と共同生活をし、気の合う墓友とお墓を共同購入して入るというプランを楽しそうに話してくれました。

「いくら映りのいい写真を選んで、好きな音楽を流してもらって、ステキなお墓を作ったって、誰もお葬式やお墓に来てくれないんじゃ意味がないでしょう?」と言われ、彩子さんは改めて、これから先の人付き合いの大切さを切実に感じました。

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