〈前編のあらすじ〉
今回の相談者、藤井成美さん(仮名)は、45歳の会社員。夫の貞弘さん(仮名)と2人で暮らしています。
筆者(FP)が開催したライフプラン勉強会がきっかけとなり、個別のFP相談に訪れました。
その場で、まず成美さんから語られたのは成美さんが40歳前後の頃に行った不妊治療のこと。約3年間不妊治療をしたものの、子どもは授からず、「子どものいない人生」を選ぶに至ったと言います。
そんな成美さんを前向きにさせたのは「デコパージュ」との出合いでした。最初は教室に通って習っていましたが、やがて自宅で教室を開くまでに腕が上がりました。
成美さんは勤めている会社を辞めて、デコパージュの制作や教室に専念したいと言います。ただ、老後資金準備など「マネープラン」のうえでそれは可能なのかということ、また金融機関の人に勧められて購入した投資信託は“利益が出ているかどうかさえ分からない”状態で資産運用の相談もしたいと言います。
後編では、藤井家の家計や成美さんの持つ投資信託をチェック、FPがアドバイスを送ります。
●前編「『最後の体外受精でも妊娠せず、泣くだけ泣いた』不妊治療をやめた40代女性の決断 」はこちら