死後のことについては、遺言を書きつつも、普通養子縁組によってパートナーを千里さんの子とし、法定相続人に含めることも考えています。この場合はパートナーと実の親との親子関係は維持されるので、千里さんが心配していたように「縁を断つ」ことにはならないと知り安心しました。

また、遺贈の仕組みも知ったので、社会貢献したいという気持ちも湧いてきました。同性カップルがもっと生きやすいようにするための取り組みをしている団体が寄付先候補です。

いずれにしても、死後にトラブルにならないよう、契約や書面をしっかり残すとともに、故郷の姉と弟にも自分の意思を知らせておく必要があるなと思っています。

●千里さんの下した「最期の決断」とは…