ETFと一般的な投資信託の違い
ETFは投資信託の一種ですが、銀行などで販売される一般的な投資信託とは異なる特徴を持っています。主な違いを以下にまとめました。
【ETFと一般的な投資信託の違い】
一般的な投資信託は「基準価額」で、ETFの場合は「取引所価格」で取引します。前者は純資産総額を総発行口数で割ったもの、後者は取引所で売り手や買い手が実際に提示する価格のことです。
基準価額は1日1回の算出のため、同じ日に取引した人の取引単価は全て同じです。一方、ETFの取引所価格はリアルタイムで変動するため、同一日であっても取引単価は一致しません。安く買えた人もいれば、そうでない人もいるでしょう。
販売会社がない点もETFの特徴です。一般的な投資信託は運用を指図する委託会社(投信会社)、資産を管理する受託会社、販売窓口の販売会社で構成されますが、取引所で売買されるETFに販売会社はありません。
販売会社がないメリットは信託報酬が低くなりやすい点です。信託報酬とは投資信託の管理費用で、投資家が負担します。信託報酬は委託会社と受託会社、そして販売会社の3社で分け合いますが、ETFには販売会社の取り分がないため低くなりやすいのです。