住宅資金の計画は取得前にFPに相談を
さっきまでアワアワおしゃべりしていた萌ちゃんは、いつの間にか眠っていました。
「住宅メーカーの人も銀行も返済率は問題ないと言ったけど、個別の家庭事情は見ないんですよね。うちみたいに子どもが3人いる家とひとりっ子の家では、返済できる金額だって違うのに」と大竹さん。
「でも、家を手放さなくてはいけないかもしれないと思っていたので、ホッとしました。私もできるだけ早く働きにいきたいと思います。主人は早く帰ってきて育児に協力してくれるけど、一日中子どもの相手ばかりしているとストレスも溜まるんですよね」とめぐみさん。
住宅ローンは「いくら借りられるか」より「いくら返せるか」が重要です。
今回の大竹さんは上場企業にお勤めで、収入も決して低くはなく、一見無理な住宅ローンを組んだようには見えませんでした。しかし、子ども3人のいる家計には多大な負担になってしまったのです。
住宅費や教育費のマネープランは、長期でトータルに考えることが大切です。大竹さんは問題が起きてからFPに相談しましたが、できれば住宅取得前の相談を強くおすすめします。
夢のマイホームに潜む重要盲点 前編はこちら>>