食中毒事故で大減益

2018年、モスバーガーに苦い出来事が起こります。一部の店舗で食中毒が発生し28人の方が感染する事故が起こってしまいました。

飲食業にとって食中毒は致命的です。売り上げは前期よりおよそ7%減少し、フランチャイズ加盟店に11億円以上の営業補償金を支払ったことから赤字に転落してしまいました。

【モスフードサービス 食中毒事故後の業績】

 

事故を受けモスバーガーは食品の生産から店舗にかけて衛生管理を強化する再発防止策を発表しました。新たに「取り組むモスです。」というページも立ち上げ安全対策の強化について随時報告しています。

もともと食品の安全性はモスバーガーの強みでした。2012年には大手外食チェーンで初めて「ISO22000(※)」の認証を取得しています。それらの取り組みもあってか業績は回復傾向にあります。今後もおいしいハンバーガーを作り続けてほしいですね。

※IOS22000:HACCP(ハサップ)の食品衛生管理手法を基にした食品安全システムの国際規格。HACCPは「Hazard Analysis(危害分析)」と「Critical Control Point(重要管理点)」の頭文字