最初の冬季五輪は1924年フランス「シャモニー」
冬季オリンピックは1924年、フランスのシャモニーにて初めて開催されました。近代オリンピックとしては、1896年(アテネ) に始まった夏季オリンピックに約28年遅れての開催です。
シャモニー大会は、冬季競技をオリンピックとして正式に認定するかを確認する試験的な意味合いがありました。成功が心配されましたが、16カ国から258人の選手が参加し、シャモニー大会は無事に成功を果たします。そして翌年、国際オリンピック総会において冬季オリンピックが正式に認められました。
日本の冬季オリンピックへの参加は1928年のサンモリッツ大会からです。日本は欧米との交流が進むまではスキーやスケートの文化がなく、最初の参加はわずか6人でした。日本はノルディック種目に参加しますが、大敗を喫します。
日本が冬季オリンピックで初めてメダルを獲得するのは1956年のコルチナ・ダンペッツォ大会です。猪谷千春(いがや・ちはる)選手がアルペンスキーの回転競技で銀メダルを獲得しました。
ちなみに日本の冬季オリンピック初の金メダルは1972年の札幌オリンピックまで待たねばなりません。同大会で笠谷幸生(かさや・ゆきお)選手がスキージャンプで金メダルを獲得し、初参加から実に44年後の快挙となりました。
長野オリンピック以降、昨年の北京まで6つの冬季オリンピックが開催されましたが、長野の金メダル最多獲得数はいまだに超えられていません。
【冬季オリンピック(長野~北京)における日本選手の金メダルの数】