世界の変わったクリスマス3選

世界を見渡すと日本とは異なるクリスマスの風景があるようです。特徴的なものを3つチェックしましょう。

【オーストラリア:真夏のクリスマス】

南半球に位置するオーストラリアは12~2月に夏を迎えます。つまりクリスマスは夏にやってくるのです。グーグル天気で調べたところ、本記事執筆時点(2021年12月18日)のシドニーは最高気温34度。ホワイトクリスマスは望めそうにありませんね。

また、オーストラリアのサンタクロースの相棒はトナカイでないケースが多いようです。カンガルーを伴って現れるほか、サーフィンをしながら登場する場合もあるみたいです。

【ドイツ:黒いサンタクロース】

クリスマスマーケットで有名なドイツには少し怖いサンタクロースがいます。「クネヒト・ループレヒト」といい、通称「黒いサンタクロース」です。良い子には通常の聖ニコラウスのサンタクロースがプレゼントをくれますが、悪い子には石炭などあまりうれしくないプレゼントを贈ります。

「良い子じゃないとサンタさん来ないよ!」と言われた覚えがある方も多いのではないでしょうか。ドイツでは「黒いサンタさんが来るよ!」と叱っているのかもしれません。

【スペイン:クリスマス宝くじ】

スペインではクリスマス前の12月22日、「ロテリア・デ・ナビダ」という宝くじの当選発表会が行われます。長い歴史があり、1812年に最初の抽選が行われました。かなり人気もあるようで、1938年の内戦中でも行われたそうです。

1等の当選金額は400万ユーロ。大まかに1ユーロ=128円なので5億1200万円にもなります。人気が出るのもうなずけますね。

執筆/若山卓也(わかやまFPサービス)

証券会社で個人向け営業を経験し、その後ファイナンシャルプランナーとして独立。金融商品仲介業(IFA)および保険募集人に登録し、金融商品の販売も行う。2017年から金融系ライターとして活動。
AFP、証券外務員一種、プライベートバンキング・コーディネーター。