手数料が高いと実質的な利益が減る! コスト意識を

ただし、投資信託を購入し、運用するにあたっては様々なコストがかかります。

まず、購入時に販売会社(証券会社、銀行等)に支払う販売手数料があります。ファンドによって手数料の額も変わりますし、同じファンドでも販売会社によって異なりますし、購入時の手数料がかからないノーロードのものもあります。

そして、投資信託の保有中に運用会社等に対して支払う信託報酬があります。運用管理費用のことを指しますが、投資家から集めた投資信託の財産(信託財産)の中から日々差し引かれることになります。投資信託には、投資の指数(日経平均株価、TOPIXなど)への連動を目標とするインデックス型と、指数を上回るリターンを求めてプロが独自の商品を選んで投資するアクティブ型がありますが、インデックス型よりアクティブ型のほうがプロに手間がかかるため信託報酬は高くなる傾向にあります。

最後に信託財産留保額があります。信託期間の途中で売却・換金時にかかるもので、売却代金から差し引かれるものとなります。いくら設定されるかはファンドによって異なります(信託財産留保額がかからないファンドもあります)。

こうしたコストが高いと利益に影響しうることを踏まえて売買することが大切です。