ここに注目:債券型ファンドが2位にランクイン

「ジパング企業債ファンド」が2位にランクインしている。同ファンドは、主に日本企業や海外子会社が発行する普通社債や劣後債に投資する。劣後債とは、企業がデフォルト(債務不履行)になったとき、元本および利息の支払い順位が普通社債よりも低く設定された債券。リスクは普通社債よりも高くなるものの、利回りが高めに設定されているのが特徴である。7月末時点における同ファンドの騰落率は、以下の通り。

1カ月 0.62%
3カ月 1.83%
6カ月 2.01%
1年  3.01%

 債券型ファンドは、株式ファンドよりもリターンは低いものの、普通預金に比べて高い利回りが期待できる。8月に入って、NYダウやS&P500種株価指数などの米国主要株価指数は過去最高値を更新している。しかし、高値警戒感もあるので、同ファンドのような安定的な利回りが期待できる債券型ファンドのニーズも高まるだろう。