相談者のプロフィールとお金データ

【武田 誠さん(仮名)プロフィール】
49歳、会社員。6歳年上の妻(専業主婦)と知的障害を持つ息子(18歳)と暮らす。神奈川県在住。

【寄せられたお悩み】
「私は来年2月に50歳。18歳の息子が知的障害者で重度の障害等級の障害者手帳(療育手帳)を受けています。今は夫婦で息子の面倒を見ることができるものの、将来、私たち夫婦も高齢となり、その後息子より先に他界すると思います。今後正社員としての雇用期間は65歳まで。65歳以降は勤務形態が時給制のアルバイト契約で70歳まで勤務できそうです。6歳上の妻は専業主婦で、今後もその予定です。
息子のことに関しては、私の兄の子たちが、『もしもの時はサポートする』と言ってくれて心強いのですが、私たち夫婦自身の老後のことだけでなく、私たち夫婦が他界した後の息子のことについて、金銭面、収入面で不安が残ります。とりあえず、今から貯蓄だけはしています。家族信託、後見制度などは別途検討するとして、他に今のうちに備えられることはないか知りたいです」

【お悩みの論点】
①息子は働くことも容易でないが、息子自身はどのような収入を得られるか?
②夫婦が他界した後の息子の生活を保障できる制度はないか?
③息子のことも考えながら私たち夫婦の老後の資金のこともイメージしたい。

資産状況や月々の収支内訳

世帯の金融資産額:1500万円

内訳
預貯金:1500万円

【収支】
<収入>
・世帯の毎月の手取り収入:50万円
・手取りの年収: 600万円(夏冬の賞与込み)                               

<支出>
・月50万円

支出内訳
住宅費(賃貸)15万円、水道光熱費5万円、食費9万円、交通費3万円、通信費3万円、趣味費1万円、交際費2万円、貯金10万円、その他2万円

障害のある息子さんがいて、将来のことが気がかりな武田さん。息子さんも18歳を迎えましたが、将来の「親亡き後」のことが気になるところですね。金銭面、収入面からの不安があるとのことで、いくつかご提案させていただきます。