finasee Pro(フィナシープロ)
新規登録
ログイン
新着 人気 特集・連載 リテール&ウェルス 有価証券運用 金融機関経営 ビジネス動画 サーベイレポート
永田町・霞が関ウォッチャーのひとり言

公的保険の知識なくして金融経済教育なし  永田町・霞が関ウォッチャーのひとり言⑤

文月つむぎ
文月つむぎ
2023.07.07
会員限定
公的保険の知識なくして金融経済教育なし  永田町・霞が関ウォッチャーのひとり言⑤

 

政府は、2022年11月に公表した「資産所得倍増プラン」の7本柱の一つとして、「安定的な資産形成の重要性を浸透させていくための金融経済教育の充実」を掲げた。新たに設立する金融経済教育推進機構を中心として、官民一体となった効率的・効果的な金融経済教育を全国的に実施するとしている。

成年年齢が18歳に引き下げられた2022年4月から、高校では先行して金融教育が義務化され、家庭科の中で資産形成の授業がスタートしている。授業では、収支バランスの重要性のほか、社会保険・資産形成・民間保険の適切な利用、目的別の金融商品活用による資産形成、計画的な借入返済、金融トラブルへの対応術などの基礎知識を学ぶこととなっている。

筆者は、昔々に家庭科の授業で習った基本的な調理や裁縫の知識があったおかげで、我が人生をつつがなく過ごすことが出来ている。金融知識も、安心・安全に人生を送るために大変有益なものであり、学生の皆さんには、しっかりと学んで欲しいと願っている。一方、家庭科の金融知識は基礎的なレベルに留まっており、具体的にどのような金融商品・サービスを、どのようなタイミングや手法で利用していくべきか、などを個々人が適切に判断していくには、さらなる知識習得が必要である。今回の金融経済教育推進機構は、まさにその習得支援を担うことになる。

その流れで、「顧客本位の業務運営」に関する昨今の金融庁の動向を踏まえ、中立・公正な立場から金融アドバイスを提供する際に、まずはどのような知識を個人投資家に提供すべきか私見を述べてみたい。

 

政府は、2022年11月に公表した「資産所得倍増プラン」の7本柱の一つとして、「安定的な資産形成の重要性を浸透させていくための金融経済教育の充実」を掲げた。新たに設立する金融経済教育推進機構を中心として、官民一体となった効率的・効果的な金融経済教育を全国的に実施するとしている。

成年年齢が18歳に引き下げられた2022年4月から、高校では先行して金融教育が義務化され、家庭科の中で資産形成の授業がスタートしている。授業では、収支バランスの重要性のほか、社会保険・資産形成・民間保険の適切な利用、目的別の金融商品活用による資産形成、計画的な借入返済、金融トラブルへの対応術などの基礎知識を学ぶこととなっている。

筆者は、昔々に家庭科の授業で習った基本的な調理や裁縫の知識があったおかげで、我が人生をつつがなく過ごすことが出来ている。金融知識も、安心・安全に人生を送るために大変有益なものであり、学生の皆さんには、しっかりと学んで欲しいと願っている。一方、家庭科の金融知識は基礎的なレベルに留まっており、具体的にどのような金融商品・サービスを、どのようなタイミングや手法で利用していくべきか、などを個々人が適切に判断していくには、さらなる知識習得が必要である。今回の金融経済教育推進機構は、まさにその習得支援を担うことになる。

その流れで、「顧客本位の業務運営」に関する昨今の金融庁の動向を踏まえ、中立・公正な立場から金融アドバイスを提供する際に、まずはどのような知識を個人投資家に提供すべきか私見を述べてみたい。

続きを読むには…
この記事は会員限定です
会員登録がお済みの方ログイン
ご登録いただくと、オリジナルコンテンツを無料でご覧いただけます。
投資信託販売会社様(無料)はこちら
上記以外の企業様(有料)はこちら
※会員登録は、金融業界(銀行、証券、信金、IFA法人、保険代理店)にお勤めの方を対象にしております。
1

関連キーワード

  • #金融リテラシー
前の記事
顧客本位の投信販売、コストコの陳列に学べ  永田町・霞が関ウォッチャーのひとり言④
2023.06.06
次の記事
金融庁新布陣には期待しかない 「京都人」栗田長官の発信に注目 
2023.07.14

この連載の記事一覧

永田町・霞が関ウォッチャーのひとり言

「下山」はもっと難しい――資産を生活へ変えるための最適解を考える

2026.10.14

「家計の見える化」が拓く新たな地平――74項目のデータを実務の叡智に変えるために

2026.10.02

金融行政方針が示す「次の金融」の輪郭――資産運用立国を、商品からインフラへ 

2026.09.24

「顧客本位」は現場に届いているか――金融庁「令和7年度実績評価書」から考える、次の一歩

2026.09.10

株式市場の活況を次の改革へ―PTS・長時間取引・トークン化で日本株の競争力を高める

2026.09.03

販売現場の不祥事を誰が止めるのか――保険代理店・IFAの監督に必要な「多層管理」

2026.08.17

「口座を開く」から「資産形成が根づく」へ――日証協の調査が示す国民皆資産形成への次の一手

2026.08.10

個別商品から、経営の仕組みへ―金融庁モニタリング結果(FDレポート)が示した顧客本位の次の段階―

2026.08.05

GPIFの国内投資を国富の拡大につなげるには――「金利のある世界」で問い直す年金運用

2026.07.22

「骨太の方針・日本成長戦略」と家計の資産形成――問われる「貯蓄から投資へ」の先

2026.07.10

おすすめの記事

中国銀行の売れ筋で外国株式ファンドの勢力図を再編、「世界のベスト」「WCM」が上位固定の一方で新興勢が存在感

finasee Pro 編集部

金利上昇で“確実性のある利回り”がみずほ銀行の投信の主役に、非M7型テクノロジー株ファンドも急浮上

finasee Pro 編集部

三菱UFJ銀行の9月ランキングで「ウェルス・インサイト(標準型)」がトップ維持、「世界のベスト」が急浮上

finasee Pro 編集部

【独自】世界の要人が参加「ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラム」、来年11月に東京で初開催へ

finasee Pro 編集部

歴史的な金利上昇局面で「オルカン」「S&P500」が盤石な理由は? SBI証券の売れ筋でにわかにランクアップした「ゴールドファンド」

finasee Pro 編集部

著者情報

文月つむぎ
ふづきつむぎ
民官双方の立場より、長らく資産運用業界をウォッチ。現在、これまでの人脈・経験を生かし、個人の安定的な資産形成に向けた政府・当局や金融機関の取組みについて幅広く情報を収集・分析、コラム執筆などを通し、意見を具申。
続きを読む
この著者の記事一覧はこちら

アクセスランキング

24時間
週間
月間
中国銀行の売れ筋で外国株式ファンドの勢力図を再編、「世界のベスト」「WCM」が上位固定の一方で新興勢が存在感
【みさき透】今泉宣親・金融庁銀行第二課長インタビュー
投信ビジネスで培った信頼は預金の粘着性につながる
金利上昇で“確実性のある利回り”がみずほ銀行の投信の主役に、非M7型テクノロジー株ファンドも急浮上
役割別ファンドラインナップ整備の勧め
~定量データで考える「ファンドの役割」とグローバル株式ファンドの具体例~
野村證券の9月ランキングで「日経225」が首位奪還、「AB米国成長株」が半年ぶりに復活
歴史的な金利上昇局面で「オルカン」「S&P500」が盤石な理由は? SBI証券の売れ筋でにわかにランクアップした「ゴールドファンド」
三菱UFJ銀行の9月ランキングで「ウェルス・インサイト(標準型)」がトップ維持、「世界のベスト」が急浮上
【独自】世界の要人が参加「ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラム」、来年11月に東京で初開催へ
米国経済Deep Insight 第19回
変わるウォーシュFRBの市場対話

【連載】藤原延介のアセマネインサイト
④2023年の投信資金動向と2024年に予想されるトレンド変化
【みさき透】今泉宣親・金融庁銀行第二課長インタビュー
投信ビジネスで培った信頼は預金の粘着性につながる
三菱UFJ銀行の9月ランキングで「ウェルス・インサイト(標準型)」がトップ維持、「世界のベスト」が急浮上
役割別ファンドラインナップ整備の勧め
~定量データで考える「ファンドの役割」とグローバル株式ファンドの具体例~
【独自】世界の要人が参加「ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラム」、来年11月に東京で初開催へ
野村證券の9月ランキングで「日経225」が首位奪還、「AB米国成長株」が半年ぶりに復活
金利上昇で“確実性のある利回り”がみずほ銀行の投信の主役に、非M7型テクノロジー株ファンドも急浮上
「下山」はもっと難しい――資産を生活へ変えるための最適解を考える
歴史的な金利上昇局面で「オルカン」「S&P500」が盤石な理由は? SBI証券の売れ筋でにわかにランクアップした「ゴールドファンド」
J-FLECの労作「家計見える化報告書」で“先送り”にされた2つの論点
みずほ銀行で「キャピタル世界株式」がトップに、想定最終利回り約2.7%の「グローバル債券ファンド」も人気化
佐々木城夛の「バタフライ・エフェクト」第21回:“106万円の壁”撤廃の影響を受けるセクターとは
「支店長!お客さまが迷惑そうなので、電話をしたくありません!」
【第3回】オルタナティブ資産ファンドは何を見て選ぶのか
「過去の実績上位」だけに頼らない投資信託の提案アプローチ ~10年間のデータが示すファンド成績の入れ替わりと販売現場で役立つ活用ポイント~
J-FLECの労作「家計見える化報告書」で“先送り”にされた2つの論点
“霞が関文学”で読み解く金融界② 仕組債販売ルール指針案と「文脈検査の拡張」
【みさき透】今泉宣親・金融庁銀行第二課長インタビュー
投信ビジネスで培った信頼は預金の粘着性につながる
【有識者対談】“正念場”の保険業界に学ぶ「顧客本位のビジネスモデル」の持続性(前編)
みずほ銀行で「キャピタル世界株式」がトップに、想定最終利回り約2.7%の「グローバル債券ファンド」も人気化
「家計の見える化」が拓く新たな地平――74項目のデータを実務の叡智に変えるために
ランキングをもっと見る
finasee Pro(フィナシープロ) | 法人契約プランのご案内
  • 著者・識者一覧
  • 本サイトについて
  • 個人情報の取扱いについて
  • 当社ウェブサイトのご利用にあたって
  • 運営会社
  • 個人情報保護方針
  • アクセスデータの取扱い
  • 特定商取引に関する法律に基づく表示
  • お問い合わせ
  • 資料請求
© 2026 finasee Pro
有料会員限定機能です
有料会員登録はこちら
会員登録がお済みの方ログイン
有料プランの詳細はこちら