Keyaki Capitalは9月24日、独立系ファイナンシャル・アドバイザー(IFA)などの投資アドバイザーを対象としたオルタナティブ投資プラットフォーム「Keyaki ACCESS」を始動。個人投資家の資産運用においてオルタナティブ投資の関心が高まる中、アドバイザー向けに教育・商品選定・管理を網羅するワンストップのインフラ環境を提供する。
富裕層を支えるアドバイザーの課題解決へ
これまでKeyaki Capitalは、個人投資家向けにプライベートクレジットや音楽著作権、ベンチャーキャピタルといった非伝統的資産(プライベートアセット)へのオンライン投資機会を提供してきた。
しかし、投資家、特に相応に大きな資産を持つ富裕層にとって、身近な相談相手であるアドバイザーの存在は大きい実態もあるといわれている。そこで、富裕層への普及には顧客の信頼を得ているアドバイザーへのサポートが不可欠であるとの結論に至った。
実際、米国ではアドバイザーの約9割がすでにオルタナティブ投資を活用している一方、日本では「専門用語が難解」「ファンドの比較検討が困難」「投資後のレポーティング管理が煩雑」といった課題があり、インフラ整備が遅れていた。こうした現状を受け同社は、「オルタナティブ投資を、アドバイザーの標準装備に。」を掲げ、アドバイザーと投資家双方にとって利便性の高い新プラットフォームの開発に踏み切った。
「Keyaki ACCESS」が提供する3つの機能
「Keyaki ACCESS」は、アドバイザーと投資家双方の利便性を高めるため、以下の3つの機能を一元的に提供する。
教育コンテンツ:資産クラスやファンドの構造、市場環境を日本語で体系的に解説。アドバイザー自身の知見向上を通じて顧客へより適切な説明やアドバイスにつなげる。
マーケットプレイス:同社および関係会社が選定・デューデリジェンス(資産査定)を行った優良ファンドを統一フォーマットで提示。投資目標や収益タイプごとの比較検討を可能にするほか、日本市場向けに円建て・小口化されたビークルを用意する。
ポートフォリオ管理:投資後の運用報告書や分配金、評価額などの情報を一覧で可視化。複数ファンドに投資した場合でも、アドバイザーが顧客の運用状況を横断的に把握・提案できる環境を整える。
日本のオルタナ投資の共通インフラへ
同社は、第二種金融商品取引業や投資助言・代理業、電子募集取扱業務といったライセンス基盤を強みとし、既存の伝統的資産プラットフォームとの共存を図りながら機能を拡張していく方針だ。9月18日に実施した報道関係者向けブリーフィングにおいて同社関係者は、「日本におけるアドバイザー、投資家、そして運用会社をつなぐ日本のオルタナティブ投資の共通インフラに育てていきたい」と意欲を示した。

