Q:職員「支店長!もっと自分を必要としてくれる会社に転職したいです」
A: 支店長「当社にとってもあなたは必要な存在です」
森脇's Answer:
部下に退職の意向を表明されてはじめて「あなたは大切な存在です」ということを伝えても、多くの場合には手遅れでしょう。
退職の理由はさまざまだと思いますが、まだ経験の少ない若手や優秀な人材は「やりがいのある仕事をしたい」「正当な評価をされたい」「成長したい」などを退職の理由に挙げることが少なくないでしょう。これらの言葉の裏には冒頭の質問のように「自分を必要としてくれるところで働きたい」という気持ちが隠れていると私は感じています。
このような理由での退職はめずらしくないと思いますが、これは組織にとって損失であるのはもちろんのこと、本人にとっても非常にもったいないことだと感じるのは筆者だけではないはずです。
なぜなら金融の仕事はやりがいにあふれているものだからです。専門性が求められますから、学びが尽きることがなく、仕事をする限り成長し続けていくしかない業界です。そして、深いレベルでお客さまのお役に立ち、ひいては地域社会に貢献することができるのがこの仕事の喜びだと思います。金融の仕事を選んで就職した人は、そのような期待を持って臨んだはずです。
本稿では、やりがいや自信の存在意義を感じられずに悩む若手の現場職員に焦点を当て、どのように向き合うべきかについて考えます。

