相談者のプロフィールとお金データ
【寄せられたお悩み】 「私たち夫婦に子どもはいません。マンション所有、ローンは完済しています。2人とも会社員で、家計など全て折半し分担しています。自分の老後に向けての資産運用も基本的にそれぞれでしています。 私の場合、iDeCoもNISAも投資信託はバランスファンドを1本での運用ですが、このままで良いのでしょうか。コロナショックで下がっても、徐々に回復してきていますが少し不安です」
【お悩みの論点】 NISAでもiDeCoでも、バランスファンド1本というシンプルな投資方法……これで良い?
資産状況や月々の収支内訳
収支 <収入> ・世帯の毎月の手取り収入:相談者26万円 ・手取りの年収:390万円 <毎月の支出> 26万円 <支出内訳> 住居費(固定資産税、管理費、修繕費) 2万円、水道光熱費 2万円、食費 6万円、車両費 1.5万円、通信費 1万円、小遣いなど 3.8万円 貯金 2万円、保険代 2.5万円、iDeCo 1.2万円※1、NISA 4万円※2 ※1 iDeCoは、企業年金があるため、最大1万2000円 ※2 NISAで株を保有(優待目的)、残り枠でバランスファンドを毎月積立
計画的に資産形成をしている石川さん。ほったらかしでも税制優遇を受けながら資産形成が出来るiDeCoとNISA口座で投資信託の積立を行うなど、しっかり王道の資産形成をされていると感じます。ただ、バランスファンド1本では不安も感じるとのこと。
おさらいになる部分もあるかもしれませんが、まずいま実際になさっている、バランスファンドの積立投資のメリット、そしてデメリットを確認し、そのデメリットを克服する具体策を考えていきましょう。